2024/06/02 17:18

今年は春から水温が高く、初夏にしては珍しくマダコがたくさん獲れています。
漁師の間でも、「いったいこの海はどうなっているんだ~~?」という話になっています。
そんな中、今日カゴを挙げていたら珍しくミズダコが入っていました。
せっかくの機会ですので、マダコとミズダコの写真を見ながらその違いを解説しようとおもいます。

マダコ

「マ」とついているように、日本のタコと言えばこのマダコです。
瀬戸内や愛知などでよく漁獲されます。
明石のタコもこのマダコですね!

食味としては、コリコリとした弾力のある食感と深い味わいが特徴です。
我が家ではタコ飯やタコの唐揚げが定番です。
特に、醤油を漬け込んでから唐揚げにするとたまりません。
マダコの強い味が口いっぱいに広がります。

見た目的には、ちょっと茶色っぽく表面が若干ボコボコしているのが特徴です。
眼は金色で、黒目の部分が長方形でめちゃ可愛いです!

ミズダコ


何を隠そうこのミズダコは世界最大のタコでして、英語ではGiant Octopusと呼ばれます。
ちなみに最大記録は272kgらしいです。恐ろしいですね~~。
北日本に生息し、岩手県ではマダコはほとんど獲れず、ミズダコが多く獲れていました。

食味としては、柔らかい食感と甘みが特徴です。
岩手県民はタコと言ったら柔らかいものという感覚があるようで、このミズダコが受けます(私調べです)
我が家では刺身やカルパッチョとしてお迎えしています。

見た目的には赤っぽいのが特徴で、その赤の中に黒っぽい縞模様が入ります。


並べてみるとどうでしょう。
左がミズダコ、右がマダコです。
色や大きさで違いがわかるでしょうか。


タコにはこの2種以外にも、イイダコやヤナギダコ、テナガダコなど、様々な種類がいます。
これを機に、スーパーで買う際どのタコなのかを気にしてみてくださいね!